何もしていないのに、頭がずっと忙しい。
考えが止まらず、休んでいる感覚がない。
そんな状態が続いているとき、
「脳疲労」という言葉が、しっくりくる人も多いかもしれません。
この記事では、
サウナを“ととのうための娯楽”ではなく、
考えすぎた脳をいったん手放す場として捉え直し、
脳疲労との関係を静かに整理していきます。
脳疲労は「休めていない状態」
何もしていなくても、脳は働き続けている
脳疲労のやっかいなところは、
体を休めても回復した感じがしにくい点です。
・予定を考える
・過去を振り返る
・他人の反応を想像する
こうした思考は、
横になっていても止まりません。
脳疲労とは、
脳がオフになる場所を失っている状態とも言えます。
情報ではなく「感覚」が足りていない
現代の脳は、
情報を処理する時間は多くても、
感覚に戻る時間がとても少なくなっています。
考え続ける状態が当たり前になると、
脳は緊張を解くタイミングを見失い、
疲れが抜けにくくなります。
サウナが脳疲労に向いている理由
考えられない環境が、脳を休ませる
サウナ室は、
本を読んだり、スマホを見たり、
何かを考え続けることが難しい環境です。
暑さ
呼吸
汗
意識は自然と、
「今の体」に引き戻されます。
これは、
思考優位になりすぎた脳にとって、
強制的な切り替えの時間になります。
自律神経が、脳の緊張をほどく
サウナと休憩(外気浴)を繰り返すことで、
自律神経は
・緊張
・ゆるみ
を行き来します。
このリズムが、
張りついたような脳の緊張を、
少しずつ解いていきます。
「考えなくていい状態」を、
体から先に思い出させてくれるのが、サウナです。
脳疲労が強い人ほど気をつけたいサウナの入り方
頑張らない、追い込まない
サウナは、
無理をすると逆に疲れます。
脳疲労を感じているときは特に、
・長く入らない
・我慢しない
・回数を競わない
「もう十分」と感じたところで終えることが、
脳にはちょうどいい刺激になります。
外気浴こそ、脳の回復時間
サウナ以上に大切なのが、
外気浴や休憩の時間です。
何もしない
目を閉じる
風や温度を感じる
この時間に、
脳はようやく処理を手放し始めます。
ととのう感覚がなくても問題ありません。
「静かだな」と感じられれば、それで十分です。
サウナが合わない日もある
疲れすぎている日は、無理に入らない
脳疲労がかなり強い日は、
サウナの刺激が重く感じることもあります。
その場合は、
・短時間で切り上げる
・ぬるめのお風呂にする
・外気浴だけ長めにする
体が求めている強さに、
合わせてあげることが大切です。
まとめ
サウナは、
脳を元気にする場所というより、
考えなくていい状態を思い出す場所。
脳疲労を感じているときほど、
何かを改善しようと考えがちですが、
サウナの価値は、
その「考える回路」を一度止めてくれる点にあります。
コラム:外気浴で、考えが消える瞬間
椅子に座って、
何も考えていないつもりなのに、
ふと気づくと、
頭の中が静かになっている瞬間があります。
あれこれ考えた結果ではなく、
体が先に「もう大丈夫」と判断した状態。
脳疲労の回復は、
こうした瞬間の積み重ねなのかもしれません。
サウナは、
頑張る人のための場所ではなく、
考えすぎた人が、少し戻ってくる場所。
そんなふうに付き合っていけたら、
脳との関係も、少し楽になる気がします。