スマホで脳が“詰まる”?脳過多時代の疲れチェックリスト 

朝起きても頭が重たい。
たった数行のメールに返信するのも面倒。
なぜか何を見ても、やる気が出ない──。

そんな日が続いていたら、もしかしたら「脳が詰まっている」のかもしれません。Bブログでは、「腸・脳・皮膚」を三つの“感覚脳”と位置づけ、日々のリズムや感情と深くつながっていることを大切にしています。脳もまた、過剰な情報や刺激によってバランスを崩し、「感じる」力を見失ってしまうことがあるのです。

この記事では、「なんとなく不調」のなかでも特に“脳疲労”に注目し、生活の中でどんなサインが出るのか、どんなケアが必要なのかを感覚ベースで解説していきます。


情報が多すぎると、脳は“処理落ち”する

スマホが原因?現代人の「思考詰まり」

気がつけば1日中スマホを見ている──そんな生活を続けていると、私たちの脳は“絶え間なく処理をし続ける”状態になります。SNSの通知、ニュース、メッセージ、タスクの切り替え…。情報の嵐は脳を興奮状態にし、休む暇を与えてくれません。

こうした生活が続くと、集中力や記憶力の低下、気分の浮き沈みなど、さまざまな形で“思考の詰まり”が起きてきます。単純に「疲れた」と感じるのではなく、「ぼんやりする」「判断が鈍る」などの症状として現れることが多いのです。

感情を感じる余裕がなくなる

脳が処理能力を超えるほどに疲弊してくると、私たちは自分の感情にすら気づけなくなってしまいます。「本当は悲しかったのに、なんとなくイライラしてしまった」「疲れてるのに、つい人にきつく当たってしまった」。そんな経験、ありませんか?

これは、感情を感じる“容量”が脳の処理に奪われてしまっている状態。脳と感情は深くつながっており、思考が渋滞するときほど、自分の本音に触れるのが難しくなるのです。

「詰まり」のサインを見逃さない

・言葉がすぐに出てこない
・何度も同じことを考えてしまう
・時間の感覚がつかめない
・やるべきことが多すぎて動けない
これらはすべて、脳の容量が一時的にいっぱいになっているサインです。

大切なのは「がんばって思考で整理すること」ではなく、「感じて手放すこと」。この視点の切り替えが、当ブログの提案する“感覚脳”のチューニングです。

感覚から整える「脳疲労リセット習慣」

五感を“今ここ”に戻すマイクロケア

脳の疲労を抜くには、思考で何とかしようとするのではなく、感覚に戻ることが鍵です。たとえば、朝の白湯を一口ずつ味わってみる。歩きながら足音に耳をすませる。手を洗うとき、お湯の温度や指先の感触に集中する──。

こうした「マイクロケア」はほんの数十秒でも、思考のループを止め、五感を「今ここ」に戻してくれます。脳の容量を空けるには、思考を減らすだけでなく、“感覚を取り戻す”ことが最もシンプルな近道なのです。

情報のインプットを“感覚フィルター”で整える

スマホやPCを見る時間を急にゼロにはできません。でも、「どんな情報が疲れさせているのか?」を感覚で気づけると、選び方が変わってきます。

たとえば、SNSを見た後に肩がこっている。ニュースを読みすぎると眠れなくなる──。そんなサインに気づいたとき、「今日はここまで」「この時間は見ない」と決めることで、脳のキャパを守る“内なるフィルター”が育ちます。

Bブログの視点では、このフィルターこそが「体の声を聴ける自分」になる第一歩です。


脳からのサインを読み取るチェック法

「頭が固まってるな」と感じたときの問いかけ

以下は、脳疲労のセルフチェックとして使える問いです。静かに目を閉じて、自分の内側に尋ねてみてください。

・今日は何がいちばん気になっていた?
・今、何も考えずに息が吸えてる?
・頭の中に「余白」はある?

この問いを1日1回でも習慣にすると、情報に飲まれず、「自分のスペース」を取り戻す感覚が育っていきます。

書いて整理する「脳デトックス」

もうひとつのおすすめは、紙に書いて「思考を吐き出す」こと。朝でも夜でもよく、「今考えてること」「焦ってること」「本当はこうしたいこと」などを、誰にも見せない前提で書き出してみましょう。

“頭の中の棚卸し”ができると、脳はスペースを取り戻し、感情にも余裕が生まれます。これは情報社会における「脳の断捨離」といってもいいかもしれません。


結び:思考より感覚を信じてみる

脳の疲れを感じるとき、私たちはつい「もっと考えよう」としてしまいます。でも実は、思考よりも感覚に戻ることのほうが、本質的なリセットになるのです。

Bブログが伝えたいのは、感覚脳=腸・脳・皮膚を通じて、自分の声を感じる力を育てること。スマホも情報も便利だけれど、自分のリズムとずれているなら、そっと距離を置く勇気も大切です。

あなたの“脳”が今、どんな状態にあるのか──
それに気づいた瞬間から、すでに回復は始まっています。

今日の一呼吸を、ただ「感じること」から始めてみてください。

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